腰痛には様々な原因があります。多くの腰痛の場合、筋肉や筋膜の疲労の蓄積が原因と考えられます。まれに圧迫骨折などの骨の異常がある危険な状態である場合があります。その場合は、おおよその鑑別をして病院受診をおすすめします。腰痛の前に転倒、しりもち、重いものを持った(介護した)などのエピソードがある場合は、十分注意してください。
おなかの問題
お腹にはたくさんの内臓があり、腹膜でつながっています。また、非常に大切な筋肉である腸腰筋(大腰筋、腸骨筋)があり、これらが硬くなっていると腰の筋肉が緊張・疲労して腰痛を起こします。腰が痛くて体を起こすのがきつい方は、お腹に原因があることが考えられます。
筋膜の問題
上記の筋膜に問題があると腰痛が生じることがあります。なかには首や足に原因があり、首や足をほぐすと腰痛が改善する場合があります。
腰椎の問題
背骨は頸椎・胸椎・腰椎・仙骨に分けられます。いずれかの背骨の動きが悪くなるとその分、他の背骨が大きく動かなくなります。大きく動かないといけなくなった背骨に痛みが生じることがあります。背骨全体の可動性を改善することで腰痛が改善します。